ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

こんにちは。

自作の詩、昔の作品です。



     ペルセポネ

春野にて花摘む乙女
優雅な姿で
無垢な聖女

若菜を摘んで髪に挿頭(かざ)し
光る風の中
軽やかに舞っている

陽さえも
彼女の美しさに霞み
小鳥たちは歌を口遊む

黒い目が見ていることも知らずに

くるくると可憐に

一陣の風が吹いて

あっという間に
花摘み乙女が消える

恋に落ちた
哀れな男に攫われて

暗い暗い地下の国へと

愛する母と離され
独り淋しく
暗闇(やみ)の匣の中

あの日摘んだ
若葉も枯れ果てて
涙を溢しても
もう天の声は聴こえない

黒い目の男は
妻の哀しみに
憂うばかり

娘を奪われた母は
嘆くばかり

やがて地枯れて
条約により
天と地を駆け巡って
若葉の乙女は
笑顔をようやく取り戻した




ギリシャ神話を題材にした詩です。
これまでにもいくつか載せてますが。

神話は妄想の倉庫です(笑)

ペルセポネは死者の国の王・ハデスの妻です。
逸話によると、花を摘んでいたところを攫われたらしい。
詳しい話はギリシャ神話の項目で書こうと思うので、ここではさわりだけを。






一言お断りを。
実は今、ひじょうに忙しい毎日でして・・・。
コメント頂いた方々にはお返事できなくて大変申し訳ありません。
壱日も休みがない状態でして。
仕事が休みの日には資格取るため、学校に行っています。
勉強も、まあ、しているのでそれだけで精一杯の毎日です。
記事は以前書き貯めていたのを予約で更新しております。
なので、あまり自分のブログを見返す時間もなくて。
コメント頂いた方には申し訳ないですが、お返事はまだしばらくはできないことをどうかご了承ください。
宜しくお願い申し上げます。

皆さまのブログには、時間の合間にお邪魔させて頂いております。
宜しくお願い致します。

        冬灯
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2022.10.26 / Top↑
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