昨日の続きです。

7つのキーワード。今日は4から。





★キーワード4・五味(ごみ)


食材の味を五行に基づいて、5種類(酸・甘・辛・苦・鹹)に分類したもの。単純に舌に感じる味だけで分けられているだけでなく、その味が持つ機能によっても分類されている。そのため、実際の味と五味が異なる食材もある。

食材によってはひとつの味だけでなく、複数の味を持っているものも少なくない。それぞれの味には、対応する性質(五性)、体の臓腑(帰経)がある。

五味のほかに「渋味」「淡味」という味もある。「渋味」は、酸味の一種と考えられている。「淡味」は、ほとんど味がないものとして分類されている。



酸・・・酸っぱい味。引き締める、固めるなどの効能あり。唾液の分泌をよくしたり、汗や咳を鎮めたり、下痢などの改善にも役立つ。

(食材:梅・あんず・ざくろなど)


甘・・・甘い味。脾や胃の働きを助ける。虚弱体質の改善や食欲増進、痛みを和らげる作用がある。食べ過ぎは、逆に脾や胃に負担をかけるので注意。

(食材:なつめ・米・大豆・はちみつなど)


辛・・・辛い味。発汗作用を促し、気を巡らせて体の中にたまった寒さや熱、湿気を体の外に出す。血液、津液も巡らせて、胃の調子も整える。

(食材:しょうが・こしょう・とうがらしなど)


苦・・・苦い味。排泄作用や体の中の余計な水分を取り除く効能を持つ。便秘、むくみの解消や咳、喘息の改善に役立つ。熱を取る作用もある。

(食材:にがうり・レタス・緑茶など)


鹹(かん)・・・鹹味は、塩味のこと。かたいものを柔らかくする作用や詰まっているものを正常に戻す作用があるため、便秘や腫れ物を改善する。

(食材:くらげ・のり・昆布・塩など)


渋・・・渋い味は、酸味に含まれる味と考えられる。働きに関しても、酸味と同様。

(食材:蓮の実・梅・ざくろなど)


淡・・・淡い味で、ほとんど味はない。体液の代謝を促し、利尿作用でむくみや下痢を改善する。

(食材:はと麦・冬瓜など)




★キーワード5 気・血(けつ)・津(しん)(水・すい)


漢方では、人の体は気・血・津という3つの要素から成り立っていると考えられている。

「気」とは、生命を維持し、活動させるエネルギーのこと。体の中の血(血液)や津(体液)を巡らせているのが「気」。

この3つは互いに影響し合っていて、全身の「気・血・津」のバランスが崩れると、体に不調が起こる原因となると考える。


気・・・生命活動を行うエネルギーのこと。

血・・・血液と、血液が運ぶ栄養素のこと。

津・・・血液以外の体液のこと。




★キーワード6 五臓六腑


五臓とは、肝・心・脾・肺・腎を、六腑とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(体内の空間)を指す。五臓と六腑は表と裏のような関係で、五臓は栄養を貯蔵して使い、六腑は口から入ったものを仕分けして栄養を五臓に送り、不要なものは対外に排出する働きをする。

漢方で臓と腑とは、臓器そのものだけでなく、臓器の働きも指している。


肝・・・気や血の流れを司っており、消化を助ける機能や、運動機能と深く関わる。

心・・・五臓をコントロールする。血液を全体に送り出し、体を温め、栄養を送る。

脾・・・消化吸収機能を担い、栄養分を気血に変える。水分や不要物を排出する働きもあり。

肺・・・呼吸機能を担当するほか、全身の気や水分の調節を行う。感覚機能にも関わる。

腎・・・成長発育、生殖機能と深い関わりがある。体内の水分代謝と貯蔵を管理する。




★キーワード7 帰経(きけい)


五行に基づき、五味と対応した五臓六腑を帰経という。たとえば、酸は肝と胆が結びつきのある臓腑になる。それぞれの味はそれぞれの臓腑の機能を助け、影響を及ぼすとされている。

帰経が分からない場合は、色で五行を照らし合わせて判断することもできる。たとえば、赤い小豆の帰経は心、黒豆は帰経が腎になる。帰経も五味と同じで、食材によってはいくつかの帰経を持つものもある。

帰経は、五味や色のほかにも季節や気候などとも関係があり、それぞれ作用を及ぼし合っている。




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次回は体質の分類について。

皆さんの健康と体のためになることを祈って。





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テーマ : 漢方・東洋医学    ジャンル : ヘルス・ダイエット
 2019_12_13



前回の続きです。

体のための知識。




  〇7つのキーワード


★キーワード1 陰と陽


陰と陽とは、もともとは月と太陽のことで、相反する関係を指している。たとえば夜と昼、下と上、寒い暑い、女と男など。仏教でもよくたとえてますよね。

漢方では、この陰と陽がお互いに協力・抑制し合って、バランスがとれている状態を、よい状態と考える。

食べ物も陰のものと陽のものに分けられ、温める性質は陽、冷やす性質は陰と考えられている。



★キーワード2 五行説


漢方では、自然界のあらゆるものは、「木・火・土・金・水」の5つの性質(五行)に分類できると考えられている。これも仏教と通ずるものがある。この考え方を「五行説」という。五行には、それぞれ季節、色、味、体の臓器などにも対応している。

五行の間には、お互いにその力を促す関係と、抑える関係がある。たとえば、木が燃えることで火が生まれる(促す関係)。一方、木は土から養分を奪う(抑える関係)。このように、五行はそれぞれに助け合い、抑制し合いながら、バランスをとっている。



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★キーワード3 五性(ごせい)


食べ物には体の機能を促して温めたり、機能を抑えて冷やしたりする性質がある。その性質を五行に従い、熱性、温性、平性、涼性、寒性の5つに分類したものが五性。

体が冷えている人には熱性・温性の食べ物、体が熱っぽい人には涼性・寒性の食材が適している。平性は体を温めも冷やしもしない。

旬の食材は、その季節にふさわしい性質を持っているものが多いのが特徴。たとえば、暑い夏ならば、体の熱を取って冷やすもの、寒い冬ならば、体を温めるものが多い。



※熱・・・熱性のものは、体を温める力が強い。体の中の冷えや寒さを取り除く効果がある。気血の巡りをよくして、痛みを止め、冷えや、冷えによる下痢などによい。

(食材:シナモン・こしょう・とうがらし・羊肉・日本酒など)


※温・・・熱性と同じく冷えや、寒さを取るが、熱性よりも作用は穏やか。疲れを癒したり、冷えによる食欲不振の改善などに適している。気血の巡りもよくする。

(食材:なつめ・しょうが・しそ・もち米・かぼちゃ・ねぎ・餅など)


※平・・・体を温めも冷やしもせず、常食しても体に偏った影響を与えにくい食材。熱性、寒性の強い性質を緩和する働きもあり、他の性質の食材と組み合わせやすい。

(食材:米・キャベツ・にんじん・じゃが芋・しいたけ・ぶどう・牛肉など)


※涼・・・体を冷やす性質を持っているが、作用は寒性よりも穏やか。微熱、のぼせ、ほてりなどの改善のほか、熱中症予防などの暑い季節の体温調節にも役立つ。

(食材:粟・大麦・きゅうり・セロリ・りんご・梨など)


※寒・・・涼性よりもっと強い、体を冷やす性質を持っている。発熱、のどの渇き、顔が赤い、のどの痛み、便秘などの改善や、涼性と同様に、夏の体温調節などに使う。

(食材:にがうり・レンコン・すいか・バナナ・カニ・昆布・わかめなど)






少し長くなってしまったので、分けます。

続きは明日。




 2019_12_12



薬膳、漢方に興味があります。いずれは本格的に学びたいなあと。

今は独学で本を読んだり、調べてみたり。

体にいいことを始めていきたい。自分だけでなく、良いと思うことは家族にも伝えながら。いずれは死んでゆく定めだけど、労わることは生きている以上、やっぱり大切だと思うし。うまく生活の中に取り入れて賢い生をまっとうできたら、と願う。




★薬膳・漢方の基本の考え方


〇漢方とは?

長い歴史をもつ中国の伝統医学をベースに発展した漢方。本来は、漢方医学という。漢方薬を用いた治療だけでなく、薬膳や鍼灸なども含んだ医学のことを指す。

漢方では、一人一人の体質に合わせて治療法を考えるところが特徴。

また、漢方には「天人合一(てんじんごういつ)」という言葉があり、これは人間と自然界との相互関連を表す言葉。環境は人の人体に影響を与える一方、人間は自ら体調を調整しながら、環境変化に対応している。漢方の根底にある考え方である。



〇薬膳とは?

漢方の考え方を基本に、季節や体質に合わせて食材を選んで作る料理のこと。

「薬膳」という言葉自体は近代になって使われるようになったが、もともと中国には「医食同源(いしょくどうげん)」「食養生」という考え方があり、食材にも薬と同じように体を治す効果があると考えられていた。薬膳の考えを取り入れて食事を作るためには、まず、食材の持っている性質や味を知ることが大切である。



〇薬膳と体質

薬膳を取り入れるなら、食材の性質を知るとともに、自分の体質を知ることも必要。

同じ食材でも、体質によっと、薬にもなれば毒にもなる。

また、体質は育った気候風土も関係している。日本の湿気が多い気候や、気を遣う国民性も、体質に影響を及ぼしていると考えられている。水分代謝をよくする食材や、ストレスを緩和する食材を選ぶなど、日本人としての体質も意識することが大切。



〇薬膳の知恵を食卓に取り入れるためには?

薬膳では、食べる人の体質や体調、食材の性質、季節の特徴などをふまえて食材の組み合わせを考える。組み合わせによって、効果がアップしたり、強すぎる効果を抑えたりすることができる。






基本的な考え方をまとめてみました。

旬のものって、今ではあんまり口にしなくなってきたけど、そういうものもきっと意味があるのでしょうね。

今の時代、その季節でなくても手に入ったりすることが増えてきたから。あまり考えなくなってきてる気がする。そういったものも少しづづ学んでいけたらと思う。


続きはまた今度。





テーマ : モノの見方、考え方。    ジャンル : 心と身体
 2019_11_28




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Author:toka115507270224
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徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

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