拙い詩を。

古いものを順に載せています。

もう、二十代の頃の・・・お恥ずかしい。





  薔薇の花の下



桜の木の下には何が埋まっている?

女の死体?

いや違う

あんなかわいらしい桜の木の下には

女の死体なぞあるものか

何もあるものか

仄かな薄ピンクの小さな花びらの下には

土しかない


女の死体はどこにある?

それは薔薇の花の下

とても綺麗な 綺麗な

薔薇の花の下

棘で身を固め

近寄るものはみな殺す

朝露で艶やかに

太陽の光(ひかり)でより深紅に

月の明(あかり)で妖しげに

いつも私の家の庭にある薔薇の花


そこに美しい女が眠っている

冷たく凍ったその身体を

月の明で照らしだすと

なんと綺麗なことか!


満月の夜は新しき死体を求めて

薔薇の花が深紅の涙を流す


ほうら  もうすぐそこに


今夜も満月

明日も満月


白く透き通った女は

今日も友を呼ぶ

冷たい土の中で

あなたを呼んでいる


あなたは行きますか?


素晴らしい宝を差し上げましょう

青い眼の人形のようにしてあげましょう


さあ  こちらへおいで


月が雲に隠れる前に

さあ  こちらへおいで


桜の木の下には死体はない

薔薇の花の下に死体がある





妖しい詩ですが・・(笑)

麻薬とか、犯罪には蜜の匂いがあるといいます。

闇の中から誘惑の手を取ってしまうのか、誠実に生きるのか。

その分岐点はどこなのでしょう。

そんな投げかけの詩でした。





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テーマ : 詩・ポエム    ジャンル : 小説・文学
 2020_01_27




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Author:toka115507270224
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徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

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