ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

こんにちは。

温泉に行きたい!と切実に思っている冬灯です^^


部屋のクーラー故障の為、いつも記事は書き溜めているものを予約投稿しております。

皆様のブログへの訪問は携帯から通っていますが、コメントの書き込みや頂いたコメントへのお返事はパソコンから行っております。

部屋からではとてもではないですが、湯だった蒸し風呂のような温度の中書き込むことが流石に困難なため、ネットカフェを利用して行っております。

そのため、お返事が大変遅くなっております。

いつもコメント頂いている皆様に大変申し訳ありませんが今しばらくご容赦お願いしたく存じます。

勝手ながら申し訳ありません。。


もちろん、遅くはなりますが必ずお返事書かせて頂いております。

宜しくお願い致します。


          陳謝






今日は読んだ本の紹介です。
珍しく先月くらいに読み終わった本。





   神社姫(くだん)の森


     作者:春日みかげ


〇あらすじ
武蔵野連続バラバラ殺人の顛末を描いた「魍魎の匣」が発表された。
顔を出さず、本名も明かさない著者・久保竣皇の正体を探る探偵・榎木津は、久保の住まう蜘蛛の巣城に赴く。
だがそこにいたのは房総の蜘蛛の巣館で死んだ織作碧と、連続殺人の犯人、故・久保竣公と同じ記憶を持つ男だった。
武蔵野連続バラバラ殺人から5年。
久保竣皇とは、そして魔女を名乗り久保に寄り添う織作碧とは何者か。





私の大好きな京極夏彦氏の「京極堂」シリーズのオマージュ作品。
というか、本人公認の同人誌小説といった感じか。

本家の京極もうんちくは長く、正直かったるさを覚えるけど(笑)、彼女の描く京極もそれに倣って巧く描写されていて驚いた。
よほど彼の小説が好きなのか、本人が書いていてもおかしくないほどの知識量だし、人物たちの性格も網羅している様子が伺える。
まさに同人誌的。

陰鬱だけど博識な京極といい、躁鬱気味で破天荒な榎木津といい、まさに病気なような関口といい(笑)
くだんという妖怪のうんちくやユングやゴジラなど独自の解釈の元に披露される語りなど、本家を凌ぐほどの出来栄えには、読み応えも充分。
それを思うだけに独自のキャラとして描いてほしかったように感じる。勿体ないというか・・。
ここまでの実力があるならと思ってしまう。

序盤から関口が登場してこない時点で、まさかの結末を予想していたけど、やっぱりな展開。
そういったまどろっこしい展開と結末も本家譲り(笑)
結構早い段階で犯人は割り出せるのだ。

まさに病的な関口。相手のおぞましい記憶や悲しい体験を自分が背負ってしまうというある意味特異体質なために多重人格者のようになっていく。
しかも2年間も月日は流れてしまうという、ちょっとビックリな展開だ。

薔薇十字叢書と銘打っている割には、榎木津の姿はあまり登場しない。
その点は残念。

これだけ登場人物たちの性格を熟知しているなら、本家の代わりに続き描いてくれないかなあ(笑)
だって、全然出ないのだもの。もう何年待っていることやら。

京極堂シリーズが好きな人には面白いと思える一冊。






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2020.09.05 / Top↑