ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

こんにちは。

夏は麦茶が一番! と思っている冬灯です^^


今日は海外ミステリーの読書感想です。





   愛国殺人


     作者:アガサ・クリスティー


〇あらすじ
どんな人間でも自分がみじめに見える場所がある。
歯医者の治療台はその最たる例だ。
むろん灰色の脳細胞を持つ名探偵にとっても・・・。
診療室での憂鬱な検診を終え、一息ついたポアロのもとに、歯医者の自殺を知らせる電話が入った。
しかし彼ほど自殺と縁遠い人間はいなかったという。
果たして巧妙に仕組まれた殺人なのか?





大好きなポアロシリーズ。
アガサの作品は面白い。
さすがミステリーの女王です。

見立て殺人ではないけど、ここでもマザーグースが引用されている。
犯人の動機がやりきれなさを生む。
国を愛するが故の殺人。
国を支える民を一人であっても殺す結果になれば、それは国のことを本当に考えているとは言えないだろう。
他者から見て、善人であれ、悪人であれ、何らかの形で人は支えられているということを忘れてはならない。

「私は国家のことなどに従っているのではありません。私のたずさわっているのは自分の命を他人から奪われない、という権利を持っている個々の人間に関することです」と、ポアロ。
この台詞にはっとさせられた。
まさしくその通り。







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2020.09.17 / Top↑