メメント(洋画)


本日は映画の感想を。
ミステリーです。
ネタバレ、しっかりしてるので気を付けて下さいね。



   メメント (2000)

    監督:クリストファー・ノーラン
    出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モスほか。
    製作国:アメリカ



   moblog_9fd42b73.jpg



☆あらすじ

ある日、自宅に押し入った何者かに妻を強姦され殺害された主人公・レナードは現場にいた犯人の1人を射殺するが、犯人の仲間に突き飛ばされ、その外傷で記憶が10分間しか保たない前向性健忘になってしまう。

復讐のために犯人探しを始めたレナードは、覚えておくべきことをメモすることによって自身のハンデを克服し、目的を果たそうとする。

出会った人物や訪れた場所はポラロイドカメラで撮影し、写真にはメモを書き添え、重要なことは自身に刺青として彫り込む。

しかし、それでもなお目まぐるしく変化する周囲の環境には対応し切れず、困惑して疑心暗鬼にかられていく。

果たして本当に信用できる人物は誰なのか。真実は一体何なのか。




監督の弟であるジョナサン・ノーランが書いた短編が元になっている。

作品はストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していくという形式を取っている。

最初分かりづらい部分もあったけど、ちゃんと繋がっているので惑わされず見ていくと、ああ、ここに繋がるのね・・・と感覚も慣れていく。

 

記憶がなくなるってどんな感覚なんだろう。しかも10分って。

恐ろしさと不安しかない。狂ってしまいそうな気がする。

今自分が何をしていたのか、ここはどこなのか、何を考えていたのか。総てリセットされてしまうって、確かに通常ではいられないだろう。


結末に驚き。犯人を見つけて復讐を果たす話なのかと思いきや。

ずっと出てくるサミーという男の話。自分と同じく10分しか記憶がない男。妻が糖尿病でインスリン注射をいつも打ってあげているが、その妻が本当に記憶がなくなってしまうのかを確かめるために何度も「打って」と言う。

結局言われるままにやってしまったことで、妻は死んでしまう。その話を何度も繰り返すレナード。サミーのようにはならないためにその話を教訓のようにしているが、なんとサミーの話は自分だったという真実。

奥さんは殺されたわけではなく、事件の後ちゃんと生きていたのだ。現実と記憶の混同で段々と狂っていき、己が見せる幻覚の中でいるはずのない犯人を捜そうと躍起になっている。

そして実は1年前に犯人を殺しているのに、それすらも忘れて、またいるはずのない犯人を追いかけている。まさにループ地獄。

そうしてその真実を告げたテディを殺して、またリセットしてしまう。


テディは10分しか記憶がないレナードのことを都合のいい暗殺者として操り、殺しによって第三者から金を搾取していた悪党。

実際、レナードは犯人捜しをすることでしか生きることに望みがもてなくなっている。なんとも救いようがない哀しい運命だ。

総てを知っていたテディがいなくなってしまっても、レナードは「犯人捜し」をずっとしていくのだろう。そこに救いはない。そして犠牲者がどんどん増えていくのだろう。

まさかのどんでん返しが面白い。

騙されてしまった作品がまた増えた。


スポンサーサイト




テーマ : アメリカ映画    ジャンル : 映画
 2020_06_18


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2020_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

プロフィール

toka115507270224

Author:toka115507270224
ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。
徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

カテゴリ

アクセスカウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR




.