切り裂き魔ゴーレム(洋画)


今日は洋画の紹介と感想です。
いつものようにネタバレ含んでいますので、ご覧になりたい方は避けて下さいね^^



   ☆切り裂き魔ゴーレム (2016)


     監督:フアン・カルロス・メディナ
     出演:ビル・ナイ、オリビア・クック、ダグラス・ブースほか。
     製作国:イギリス


  moblog_b15414e4.jpg


〇あらすじ

ヴィクトリア女王治世下のロンドン。ライムハウス地区で連続殺人事件が発生し、そこに住む人々は「ゴーレムを召還した者がいるに違いない」と震え上がっていた。

警察はエリザベス・クリーを夫殺害容疑で逮捕すると共に、一連の猟奇殺人の犯人として告発しようとしていた。その頃、ジョン・キルデア刑事はエリザベスの夫、ジョンがゴーレムの召還に関与していた証拠を発見しており、エリザベスの無実を確信していた。

キルデアは図書館で犯人が残したと思われる落書きを発見した。犯行日にその本を閲覧したのは、ジョン・クリー、カール・マルクスジョージ・ギッシングダン・リーノの4人であった。

キルデアは4人の中に犯人がいると確信し、彼らの筆跡のサンプルを採取しようとしたが、ジョンの筆跡だけは採取できなかった。

その後、キルデアはエリザベスの裁判を傍聴しに行った。裁判中、検察官はエリザベスの悲惨な生い立ちを暴露した。彼女の母親は未婚のままエリザベスを出産してしまい、生活が困窮したため、エリザベスに裁縫の仕事をさせていたのだという。

その話を聞いたキルデアは検察官のえげつなさに怒ると共に、「エリザベスを救わねばならない」という思いを一層強くするのだった。

キルデアは犯人の手掛かりを得るために、エリザベスの過去をもっと知る必要があると考え、彼女に直接話を聞くことにした。

エリザベスは母親が亡くなった後、ダン・リーノと親しくなり、その流れで俳優の道に進むことになったのだという。ある日の舞台で、エリザベスは男装をしてパフォーマンスをしたところ、それが観客に大いに受け、一躍人気者になった。

コメディエンヌとして人気を博したエリザベスだったが、舞台女優として活躍するための機会を窺っていた。そんな彼女の下に、劇作家のジョン・クリーが現れたのである。

ジョンはほぼ無名だったが、新作舞台劇の主演にエリザベスを起用したいと申し出てきたのである。最初はその申し出を喜んでいたエリザベスだったが、ジョンが自分を口説こうとするのにはうんざりさせられた。

そんなある日、エリザベスは劇場の支配人にヌードになることを強要された。その話をジョンにしたところ「僕と結婚して欲しい。そうすれば君を守ってあげられる」と言われたため、エリザベスはやむなくジョンと結婚することになった。

不思議なことに、劇場の支配人はそれから数日後に亡くなってしまった。そのため、ダンがその後継として支配人に就任することになった。エリザベスはその後も順調にキャリアを積み上げていったが、ジョンのキャリアはなおも停滞しており、家計はエリザベスが一人で支えている状態にあった。

その結果、ジョンはエリザベスに嫉妬するようになり、メイドのアヴェリンと不倫するに至った。アヴェリンは元女優で、エリザベスをライバル視していたこともあった人物である。

エリザベスの死刑が執行される当日、キルデアはついにジョンが連続殺人犯であるという確たる証拠を発見した。

ジョンの直筆原稿の筆跡と真犯人の筆跡が一致したのである。キルデアは「これでエリザベスを救える」と歓喜し、その証拠を彼女に見せたが、そこで思わぬ真実が明らかになった。 




思った以上に楽しめたミステリーだった。

ゴシックミステリーは、やっぱりいい!

ロンドンの古い町並み、衣装、面影。総てミステリアスに輝き、浪漫を感じる。

そしてまさかの結末。

可憐だけど芯の強い女性、エリザベス。男を頼ったりせず、我が身で生きていこうとする彼女。

というか、男自体を毛嫌いしている様子があり、結婚したのに、旦那には手を触れてほしくないがために、敵対していたアヴェリンをメイドとして雇い、伽をさせるほど。


最後まで彼女の夫が犯人だと思っていた。危機一髪でエリザベスを救えて、これで終わりかぁ~と思ったけど。

まさかのゴーレムの正体がエリザベス!

動機はよく分からないけど、考えるに女優を目指していた彼女は喜劇で終わらず、大女優になりたかった。そう考えると、虐殺はゴーレムに成りきるために行っていたのかもしれない。

私は本当はすごい。こんなこともできる・・・みたいな。

でも、発狂してるようには到底見えない。ある意味、精神的には病んではいるのだろうけど、人を殺すことにためらいはなく、試験的に行っていたかの様子さえ漂っていて。

動機の真相はいまいち分からないままだけど、絞首刑からの最後の場面は気丈で勇ましい彼女の性格がはっきりと表れる。

「私は主人殺しなんかよりも、もっとすごいことを成し遂げた女なのよ!」

この言葉こそが彼女の性格そのものなのだろう。

キルデアが真相の紙を燃やしたときは「はあ?」って思ったけど、殺人鬼として名を残させないことが犯人への嫌がらせでもあり、犯人への思いやりでもあったのかなあ。






スポンサーサイト




テーマ : ヨーロッパ映画    ジャンル : 映画
 2020_04_23


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2020_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

プロフィール

toka115507270224

Author:toka115507270224
ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。
徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

カテゴリ

アクセスカウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR




.