十五少年漂流記(小説)


学生時代読んだ本の感想。
当時を思い出しながら・・・





   ☆十五少年漂流記

      作者:ヴェルヌ


◎あらすじ
14歳のゴードンを頭に15人の少年たちだけを乗せたスクーナー船が、ふとしたことから荒海に出てしまった。
大嵐にもまれた末、船は、とある岸部に座礁。
島か大陸の一部かも分からないこの土地で、彼らは生きるために様々な工夫を重ね、持ち前の知恵と勇気と好奇心とを使って冒険に満ちた生活を始める。





少年向けの冒険小説で、無人島に漂流した少年達が力を合わせて生活していく物語を描いている。

巻頭の地図に何度も戻りながら読み進めるのは、自らも探検しているような気分にさせる。
 ゴードン、ブリアン、ドノバンの関係性がいじらしく、米英仏の人柄をこの3人で表している。

ただ時代を感じることも多々あって、黒人のモーコーが皆から当然のように下に見られていたり、15人の少年は全員男の子で、女の子は登場しないことだったり。
差別を感じる。
少年たちの知恵と勇気、思慮深さは目を見張るものがあり、自分が今無人島に行ってこんな風に生き延びれるか不安になる。
植物や動物、科学に対する知識を上手に使って生き延びていく少年達はカッコ良かった。

それぞれの知恵を出し合って、大統領を決めたり、ルールを決めたり。
大人がいなくても彼らなりに学んでゆく姿は勇気と心強さ、逞しさを感じさせてくれ、一緒に冒険をしているような感覚になる。

国も違う少年たちが数年に及ぶサバイバル生活の中で得たものはとても大きいだろう。
時には反発し合い、トラブルが起こったり。
でも最終的には団結して、災難をみんなで乗り越えようとする姿は感動を呼ぶ。

差別的な要素さえ抜かして読めば、楽しいひと時を瞑想できるだろう。
何歳になってもやっぱり冒険というのは夢があっていい。
この話はただ夢という幻想的な要素だけでなく、いかに生きていくために団結して生活をしていくかの要素もしっかり描かれていて、面白い。
そして、ブリアンの弟ジャックによる秘密の告白。
船が流されてしまったのは、彼のいたづらが原因だったという事実。
悔恨のために元気をなくしていくジャック。とうとう罪を告白するシーンは涙がホロリ。

冒険によって成長してゆく少年たちの青春物語。
面白い一冊です。





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テーマ : SF小説    ジャンル : 本・雑誌
 2020_06_20


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