ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

大好きな俳優、ロバート・デ・ニーロ。
今日は彼の作品紹介です。

ネタばれもあるので注意。




   〇タクシードライバー (1976)


       監督:マーティン・スコセッシ
       出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスターほか。
       製作国:アメリカ


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☆あらすじ

ニューヨークにある小さなタクシー会社に運転手志望の男性が現れた。

ベトナム戦争帰りの元海兵隊員と称するトラヴィスは、戦争による深刻な不眠症を患っているため定職に就くこともままならず、タクシー会社に就職。社交性にやや欠け、同僚たちから守銭奴とあだ名されるトラヴィスは、余暇はポルノ映画館に通ったり、深い闇に包まれたマンハッタンを当てもなく運転する、という孤独の中にあった。

そして、そこで目にする麻薬性欲に溺れる若者や盛り場の退廃ぶりに嫌悪を示していた。

ある日、トラヴィスは次期大統領候補、チャールズ・パランタイン上院議員選挙事務所付近を通りかかる。彼はそこで勤務するベッツィーに魅かれ、彼女をデートに誘う。

徐々に懇意になっていく二人だったが、トラヴィスは日頃の習性でベッツィーとポルノ映画館に入り、激昂させてしまう。以来、どうなだめても応じず、思うようにことが運ばない彼はついに選挙事務所に押し掛け「殺してやる」と罵るのであった。

トラヴィスの不眠症は深刻さを増し、心は荒んでいく一方であった。そんな中、トラヴィスのタクシーに突如幼い少女が逃げ込んできた。ヒモらしい男が彼女を連れ戻すが、トラヴィスは方向性を定めるにいたった。

裏のルートから拳銃を仕入れ、射撃の訓練と肉体の強化に励んだ。「俺に用か? 俺に向かって話しているんだろう? どうなんだ?」トラヴィスはの前で、半狂人と化した自身の鏡像を前に不敵な笑いを浮かべ、あるいは怒りに満ちた表情で瞬時に拳銃を突き出すのであった。

そんな中、トラヴィスは行き付けの食料品店で強盗事件に居合わせた。彼は咄嗟に拳銃を取り出し犯人を撃つ。刑事気取りの彼は偶然にもいつかの少女と会う。

アイリスと名乗る少女にトラヴィスは売春で稼ぎ学校にも行かない生活を止めるように説得した。アイリスは、恋愛などではなくヒモに騙され利用されていることに気づいていない。しまいに少女にあきれられてしまうトラヴィス。

トラヴィスは浄化作戦を実行に移す。次期大統領候補であるパランタインの集会に現れたトラヴィスの出で立ちは、モヒカンサングラス。パランタインを射殺しようとした彼はシークレットサービスに目撃され人混みの中を逃げ去った。

その夜トラヴィスは、アイリスのヒモ、スポーツを撃つ。続いて用心棒、さらにアイリスの眼前で売春稼業の元締めを立て続けに射殺。自らも銃弾を受けて重傷を負うも、マスコミは彼を一人の少女を裏社会から救った英雄として祭り上げる。

ある夜、タクシーを止め、路上で会社の同僚達と話していると、トラヴィスの車にベッツィーが乗り込む。彼女を下ろしたあと、彼は夜の街をタクシーで一人彷徨い続ける。 




第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。

ロバート・デ・ニーロは徹底的な役作りで知られる名優ですが、もちろんこの役もみずからタクシードライバーを勤めて研究したという。

ともすれば、暴力的な正義感の持ち主の主人公を、鬱な表情を交えながら巧く演じている。まさしく彼の代表作といっても過言じゃない。若い頃を代表する素晴らしい演技だ。

この映画を見て、えらく感銘を受けた私は詩を書いたのを覚えている。今度載せます。


アイリス役をしたジョディは当時なんと13歳!

話題にもなりましたね。


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見て! この大人っぽさ。外人はすごいねえ。

まったく13歳には見えない(笑)

足も長いし。

彼女はこの映画でロバート・デ・ニーロと共演したことで、演技に開眼したと語っており、突然アドリブを入れるなど、子役として活躍してきたフォスターには刺激的な体験となったそう。後に、本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、本格的に女優としての第一歩を歩み始めた。 


当時この映画を見た時、一番のショックというか、疑問を感じたのはラストのマスコミの在り方。

まるで英雄かのような祭り上げられ方してるけど、人殺しには違わないからね。それを裏の世界の連中だからといって、殺していいとは限らないし、ましてや称賛するのもなにか違う気がする・・・ともやもやした記憶がある。

当の本人はそんな素振りはないものの、どこか自分に陶酔してる節があり、精神状態の危うさを感じる。戦争による心の傷が癒えずにいるという心境も影響してはいるんだろうけど。鏡に向かって自分自身に言葉を投げかけているのも奇妙で薄ら怖い。

さらになぜか、ラストはモヒカンだし。


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とにかく、色々と考えさせられる映画。

ロバート・デ・ニーロの演技に魅せられながら、まだ見たことない方にはおすすめの一本です。


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2020.01.18 / Top↑
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